洋服ブラシの使い方
洋服ブラシによる服のお手入れとは
常に生地の繊維を整えておく事が大切
ブラッシングの目的、それは常に洋服の生地を整えておくことです。服は普通に着ているだけでも体の動きによるものやバッグの着用・重ね着などの摩擦でその生地が乱れていくものです。ブラッシングを習慣にしていつも洋服をキレイに保ちましょう。
生地の繊維が乱れていると次のようになってしまいます。
- ホコリがひっかかり付着しやすい
- 毛玉の原因「繊維からみ」が発生する
- 生地本来の風合いと発色が損なわれる
正しい洋服ブラシを使って普段からお手入れをしておきましょう。
洋服のホコリが取れない!そのメカニズム
生地の繊維とホコリが複雑にからみあう構造
「洋服にホコリが付いている」とは「繊維にホコリがからみついている」ことなのです。これを取り除くには生地を逆立てて絡んだ繊維をほぐすことが必要です。
生地を逆立ててからんだ繊維をほぐします。すると繊維にからんでいたホコリが表面にあらわれます。
この状態になるまで繊維をほぐしておくことが大切です。この行程が不十分だとホコリは取り除けません。
表面にあらわれたホコリをブラシを使ってすくい取るように払います。押し付けたりこするように使うとせっかくほぐした繊維がからんでしまいます。
手首をかえしてブラシを回転させるように使います。サッ、サッ、と勢いをつけて払いましょう。
ホコリが取り除けたら服全体をブラッシングします。生地目にあわせて一定方向に大きくゆったりとブラシを使います。大きくゆったりと、馬の毛並みを整えるようにくりかえしブラッシング。きれいに整えられた服の生地は素材本来の光沢を放ち上質感がアップするでしょう。