手植え洋服ブラシ 人気の秘密

永く愛されるブラシ 信頼の手植え製法


こだわりの植毛法 手植えの技法

ブラシの植毛はその用途や形状により様々な形式があります。現在その多くが機械を使用した機械植毛です。機械植毛は大量のブラシを効率よく作る(大量生産)には欠かせないもので、市場に出回るブラシのほとんどが機械植毛のものであります。しかしながら機械植毛は手植えほど強固な構造ではないため、工業用ブラシなどではいまだに「手植え製法」の技術が用いられています。これは「手植え製法」の高い信頼性が評価されているからです。



植毛方法 手植えと機械植え

手植え

機械植え

穴同士が引き線(ステンレス製)でつながっている堅牢な構造。手作業のため多くの手間と時間を費やす。
それぞれが独立して植毛されるため引っ張りに弱い。植毛機械を使用するため生産効率は高い。




手植えの構造

植毛穴を裏から見たところ。引き線(針金)が全てつながる堅牢な構造なのがわかります。



一穴ずつ職人の手仕事により植毛

私どもの洋服ブラシ手植え水雷型・羽子板型はそんな手植え製法を用い職人の手で一穴ずつ植毛されています。手植え製法は手間がかかり時間も費やしますが、構造的に機械植毛に比べ丈夫なためより確かなブラシが出来ます。



馬毛のやさしさ 大切な服のために

馬毛は一般的に豚毛に比べてやわらかい素材です。毛筆や刷毛にも馬毛が使われ、しっぽの毛(尾毛)の長いものになるとバイオリンの弓にも使われます。そのような素材の特性から高密度で繊細、長い毛足でソフトタッチ、きめが細かくしっかりとしたブラシができます。豚毛は強いコシと弾力が持ち味ですが、毛先を使用したものは着物用ブラシなどにも使われます。



厳選された毛材 馬一頭からわずかしか取れない希少な毛材

馬毛とひとことに言っても馬の部位により採取される毛の質が異なります。大きく分けて、尾・たてがみ・胴・足の箇所があり、尾の毛などはその中でも何種類にも細分化されています。尾毛の中で最も太く長い毛を本毛といい、長いものになると一頭の馬から少ししか採れないほど貴重なものです。その長さの毛から細すぎて使えない毛先部分を切り落とすと、残された部分は極微量になってしまうのです。弊社の洋服ブラシ水雷型・羽子板型にはこれらの厳選された毛材が使われています。



馬毛の洋服ブラシ